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中小企業診断士の資格について

 

  経営コンサルタント唯一の国家資格

中小企業診断士は、中小企業支援法において経営コンサルタントの国家資格として位置付けられており、中小企業の経営の実態を調査・分析し、その結果をもとに経営者へ助言を行うことが仕事です。中小企業の近代化、合理化及び中小企業経営者のサポートをすることを最大の使命としています。企業経営全般に関する幅広い知識を保有する中小企業診断士は、複雑化する経営環境の中で、その知識の活用とともに、企業と行政などとのパイプ役、また中小企業施策をもとにした適切な支援など、その役割への期待は、ますます高まっています。

中小企業診断士に期待される3つの役割

日本経済発展のためには、多くの個人・企業が創業活動・経営革新を行う必要があります。そのために国が行う政策の中心的担い手として、中小企業診断士は位置付けられています。その役割は、1.経営コンサルタントとしての役割、2.企業と行政とのパイプ役、3.企業と他の専門家との橋渡し役 に分けられます。

● 経営コンサルタント

企業の利潤を最大化するために、現状を踏まえた成長戦略の策定、及びその実行のためのアドバイスを行います。

● 企業と行政とのパイプ役

企業の成長戦略へ国などの行政が策定した企業向けの施策を効果的に取り入れていくことで、行政の政策実現にも貢献します。

● 企業と他の専門家との橋渡し役

企業の成長戦略実現のために、他の専門家(弁護士・税理士など)と企業の橋渡しをします。経営に関する問題は、ひとつの専門分野だけでは解決できないことが多いため、幅広い知識を持つ中小企業診断士がコーディネート役となります。

中小企業診断士が持つ3つの能力

なぜ中小企業診断士は上記3つの役割を期待されるのでしょうか?それは、資格取得の過程や実務経験を通じて『3つの能力』が身に付くからです。これら3つの能力は、いずれも経営コンサルタントとして必須の能力であるばかりでなく、ビジネスを行う上でぜひ身に付けておきたい能力でもあります。

●幅広い専門知識で問題を解決する能力

企業経営全般に関する知識を持ち、それぞれの企業に適した経営の方向性を構築できる能力のことです。必要に応じて、税理士・弁護士・公認会計士・システムエンジニアなどの専門家と連携を図ることができる、各分野の専門的基礎知識を中小企業診断士は持ち合わせています。

●創業・経営革新を促進する能力

企業の創業を支援したり、新しい経営戦略の策定や経営組織の見直しを提案するための分析能力、さらに企業財務に関する知識(資金調達に関する知識)によって、中小企業診断士は創業や経営革新を手助けします。

●カウンセリング能力

経営の方向性(戦略立案)などに関して、事前の対処方法をアドバイスする能力やコミュニケーションを円滑に行う能力、創業者や経営者をやる気にさせ、成功へ導く精神的ケアを施す能力を所持することで、中小企業診断士は企業の発展をリードしていきます。

 

  ひろがる活躍の場

あらゆるビジネスの場で活かせる、それが中小企業診断士です。身に付けた企業経営全般に関する幅広い知識は、経営コンサルタントとしてはもちろん、企業内においてもそのスキルを活かし、仕事を成功へと導くことができます。中小企業診断士資格の取得は、あなたのビジネスにとって将来有望なパスポートとなることは間違いありません。

企業内診断士

多くの業種・職種で必要とされるその能力

中小企業診断士資格取得のために学習する内容は、経済、企業経営、財務、会計、マーケティング、店舗や生産に関する現場の知識、情報技術など、ビジネス全般に及びます。さらに中小企業診断士の特長は、これらの知識があるだけではなく、経営を診る、ビジネスの組立を考える、問題解決能力があることです。これら幅広い知識と能力は企業内でも高い評価を得ており、社員に中小企業診断士資格取得を推奨している企業も多く、「企業内診断士」としてその能力を活かしている中小企業診断士も数多くいます。

企業内での資格の主な活かし方

● 金融業界の方

中小企業診断士の学習をすることによって、融資の際にクライアントの企業能力や経営状況を見極める力、新規事業の実現可能性を見極める力を身に付け、高めることができます。

● 製造業の方

作業管理、工程管理、品質管理、改善及び合理化などを中心に、もの作り現場で必須の知識である「生産管理」を体系立てて身に付けることで、企業のもの作り現場での問題点の把握や、問題の解決のための提案能力を高められます。

● 流通業界の方

売れる店舗のレイアウト、仕入れ管理、在庫管理、マネジメント全般やスタッフ教育など、様々な場面で活かせます。さらに店舗の新規出店計画や運営など、販売だけでなく流通業界全般に必要不可欠な能力が身に付きます。

● 情報技術者の方

中小企業診断士が持つ企業経営に関する知識とコンサルティング能力によって、情報技術をビジネスにマッチさせ、より戦略的なシステム等の提案や構築ができるようになり、仕事の幅が広がります。

プロコンサルタント

信頼できる“経営コンサルタント”それが中小企業診断士です

中小企業診断士は経営コンサルタントとして唯一の国家資格です。資格がなくても「コンサルタント」にはなれますが、その能力を測る物差しで合格点をクリアしたコンサルタントが中小企業診断士なのです。企業や経営者は、信頼できるパートナーとして有能なコンサルタントを求め始めています。中小企業診断士のコンサルタントとしての活躍の場は、ますますひろがっていくことになるでしょう。

プロコンサルタントとしての中小企業診断士の主な仕事

● 経営コンサルティング

企業や創業予定者等から依頼を受け、経営に関する調査・分析・診断・助言をし、企業を成長・発展へと導く活動が経営コンサルティングです。創業、ビジネスプランの作成、資金調達、人材マネジメント、経営戦略、情報システム構築、海外展開等、幅広くあります。経営コンサルティングの仕事は、自らの営業活動により獲得する以外に、各種研究会・勉強会等を通じて培った人脈から紹介を受けて行うケースも多数あります。

● 中小企業支援センター等での経営相談

中小企業支援法の施行により、新規創業予定者や経営革新を進めたい中小企業を支援する公的機関である中小企業支援センター等の機関が数多く誕生しています。これら機関からの依頼を受け、中小企業診断士が経営相談業務を行います。この経営相談をきっかけとしてクライアントへと発展するケースもあります。

● 講演・研修

民間企業や国、地方自治体、商工会議所等からの依頼による講演活動も仕事のひとつです。講演活動は経営者や企業を対象に行われることが多いため、後日、参加者から経営コンサルティング等の依頼が入ることもあります。また、マネージャー研修や社員教育、後継者教育等の仕事も民間企業や地方自治体等から依頼があります。

● 執筆活動

出版社や新聞社、公的機関などからの依頼により、経営コンサルティングの経験や研究により培ってきたノウハウをもとにした経営やマーケティングに関する執筆も、中小企業診断士は行っています。執筆活動は自らの能力を広くアピールすることにもなるので、読者からの講演依頼や経営コンサルティングの依頼を期待できます。

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