「学校の先生になりたい!」中学生の頃からそんな思いを持ち続けていたのですが、教員採用試験は狭き門です。そこで、予備校講師なども考えてはみましたが、なかなかしっくりきませんでした。「単に講義をするだけでなく、担任としてクラスを受け持ちたい」という気持ちが強かったからです。そんなとき、大原の教員採用情報に「担任業務」「クラス運営」という記載を見つけ、説明会に参加しました。話を聞くと、担任として色々な業務に携われることがわかって、それが決め手になりました。

 教員の仕事は、受験指導から教材・テスト作成、面接トレーニングや応募書類添削などの就職指導まで多岐に渡ります。また、「担任」として受け持った数十名の学生をまとめて、クラスを運営していくことも求められます。クラスにはいろいろなタイプの学生がいますので、大変な場面も決して少なくはありません。 以前、とても自己中心的な学生を受け持ったことがありました。何度注意しても態度を改めず、クラスの中でも浮いた存在になっていました。

 そこで、「相手の立場に立って行動することの大切さ」を伝え続けようと決めました。どのように伝えればわかってもらえるのかを考えながら、何度も何度も粘り強く、繰り返し話をしました。すると、少しずつクラスメイトへの接し方に変化が表れ、いつしかクラスの人気者になりました。あのときは本当に嬉しかったです。このように、日々学生が変化・成長していく姿を見られることが教員の醍醐味であり、何よりの励みになります。

 入学から受験・就職・卒業まで。2年間のプロセスを逆算して、「この時期にはこのレベルまで成長させなければいけない」「そのためには、今はこのポイントに力を入れる必要がある」というように、緻密に計算しながら、指導を行うことができるようになったと思います。教員になって間もない頃は、講義をするだけで精一杯、就職指導をするだけで精一杯という状態で、そこまでの余裕はありませんでした。しかし、経験を重ねていくことで、長期的・計画的に指導を組み立てられるようなりました。この点が自分にとって最も大きな成長だと考えています。