2019.8~2020.2公認会計士 初学者 デジタルパンフ
23/88

PROFILE2013年 公認会計士論文式試験合格2015年 有限責任監査法人トーマツ入社現  在 上場企業の監査、IPO業務等、様々な業務に従事私は高校生のとき、ゴルフ部に在籍していました。自分としては、地味なイメージのスポーツでした。そのため、「他のスポーツには負けたくない!」、「勉強でもゴルフ部メンバーは常に学年上位にいたい!」との思いから、部の目標として掲げ、活動していました。実際に部のメンバーの中には高校3年時に成績トップ3に入るものもおり、文武両道を実現していました。高校3年になったとき、附属高校ということで、受験をせずに大学進学ができることから、将来に向けて何かしらの国家資格を取ろうと漠然と考えるようになりました。あるとき、税理士をしている父とゴルフのラウンドをしている時に、公認会計士の方を紹介してもらいました。その方に公認会計士という職業・資格についてお話を伺い、少しずつ興味が強くなり、公認会計士を目指すことを決めました。試験に合格すると、監査法人への就職活動が始まります。最初は「どの法人に就職しても大きな違いはなく、クライアントが違うだけで監査手続は一定」と考えていました。例えば自分が監査で携わりたい企業があれば、実際にその企業を担当している監査法人に入れば良いのですが、私自身、初めはそういった考えがありませんでした。しかし既に完成形と言える大企業に関わるより、ベンチャー等、今後大きな変化の可能性がある企業に興味や魅力を感じていました。そこで就職活動では、様々な方にお話を伺い、たくさんの質問をした中で、①私の色々な質問にも最後まで親切丁寧に応対をしてくださったこと、②興味や魅力を感じていたベンチャー中心の業務があったこと、この2点からトーマツで働くことを決めました。実際に勤めはじめて、上場企業の監査、IPO業務、ショートレビュー、期首残高調査など、希望した業務に携わっていますが、今後はもっと幅広く業務に関わりたいという思いがあります。ベンチャー企業の監査を担当したときの話です。クライアントの担当者が初めて対応する私のことを「海山先生」と呼んでくださったことに、正直驚きました。上場企業や総合商社のような大企業の方とベンチャー企業の方では、会計士に対する見方に大きな違いがあると感じました。1年目の私に対しても「先生」と呼んでくださることが印象に残っています。また別のクライアントでは、関与して2年目に入った頃のことです。クライアントの担当者の方と期末監査の終わりに、それぞれ現場で気づいた点などを意見交換する機会がありました。そのときメンバーとして主査や現場主査、さらには私よりも経験のあるメンバーがいる中で、クライアントから指名されたことがありました。クライアントから信頼されていることを実感できる機会であり、本当に嬉しかったです。最近は、「海山先生、来てください」と名前で呼ばれることが増えてきており、やりがいを感じます。仕事を始めたころと比べると、取り組む姿勢は大きく変わり、自身の成長も感じられるようになりました。仕事を始めたころ、食品会社の立ち合いで大きな冷凍室内でエビを数えたことがあります。給食などで使う小エビだったのですが、夏で暑かったこともありポロシャツで現場に行きました。その際、防寒具を用意しておらず、ポロシャツ姿で氷点下の冷凍室に入り、寒さに震えながら数えたことがありました。当時は考えが甘かったなと思います。ちなみに先方の担当者はしっかり防寒具を着ていました。現場に入るときに心掛けていることは、スムーズにコミュニケーションをとることです。例えば、天気や趣味の話などの雑談を笑いながらするようにしています。以前、休憩スペースで取締役の方とゴルフの話で盛り上がり、その場でレッスンが始まったこともありました。さらに、クライアントとのコンペもあります。ラウンド後のお風呂も一緒なので、クライアントの社長と裸の付き合いもできるゴルフは良いコミュニケーションツールでもあると思います。また社内コンペで初めてお会いする方と、その後一緒に仕事をする機会もあったりします。ゴルフは性格も出るので、事前にクライアント先の方を知ることができ、業務や業務以外でのコミュニケーションをとる際の参考にできます。ゴルフは社内外で使えるツールなので、今は高校時代にやっていて良かったと思います。普段の業務で気を付けていることは、効率と効果です。元々残業をしたいタイプではないので(すること自体は問題ないのですが)、いかに効率的・効果的に業務を行い、定時で終わらせることができるかを、朝起きた瞬間から考えています。今は監査の現場においても計画に重点を置き、立証手続を少なくする傾向にあります。仕事はできるだけ残業とならないように事前準備をしっかりした上で取り組んでいます。入社5年目で新規の株式上場を目指すIPO案件を5社経験しているのですが、現在までのところ達成案件はありません。ベンチャー企業は知識やマンパワーが少なく、IPOの達成までの道のりは厳しく、途中で挫折することも少なくありません。同期の中には既に3社ほど上場に立ち会った人もいます。今の私ではまだまだ力不足。段階的に経験値を上げていき、近い将来、上場達成に立ち会い、その後も関わりを持っていくことが目標です。先日友人と将来について話をしていた時のことですが、ゴルフショップの経営に話が広がりました。例えば、カフェを併設して、プロゴルファーのレッスンを受けられるなど、経営者の視点をイメージしているときは本当に楽しいと感じます。友人の中にスーツの仕立てをしている人もいて、生地などに詳しく、一緒に何かビジネスができたら面白そう、などと話をしていました。今はまだ経験を積むことが最優先ですが、最終的には自分の会計事務所を持ちたいという思いがあります。人の下で働くという経験はものすごく大切ですが、自分自身の力でどれだけのことができるか?そしていかに組織のメンバーに効率的に働いてもらうか?ということに興味があります。父の税理士事務所を自分の力で大きくすることも楽しそうだなと思っています。そのためにも今の組織でもっと成長していきたいです。これから目指す方へメッセージMessage公認会計士という肩書が付くと、それだけ責任が伴うことになります。責任を負うためには実力を付けなければなりません。実力をつけるためには常に勉強することが必要です。勉強や仕事をやりがいにするのも良いことです。そして公認会計士ならば、様々なバックグランドを持つ方々と出会える可能性もあります。ぜひ多くの方々との出会いを大切にしてください。公認会計士の何に魅力を感じるかは人それぞれだと思います。そして、会計士としての将来像も違いがあります。公認会計士の可能性はそれだけ幅広いです。それぞれの思い描く公認会計士になるために、頑張ってください。株式上場の鐘を鳴らし「先生」と呼ばれる責任に応えたい公認会計士(全科目合格)第一事業部 第四部 海山 瑛学さまEigaku Umiyama有限責任監査法人トーマツ最初は漠然と資格取得を考えていたどの法人に就職しても大きな違いはないと考えていたさらに広く業務を担当したいゴルフでコミュニケーション常に効率的・効果的に上場達成で鐘を鳴らしたい将来は経営に興味がある22公認会計士の魅力と試験制度

元のページ  ../index.html#23

このブックを見る