
学生生活
学年暦(行事予定)
2025年度の行事予定をご紹介します。
事項 | 日程 |
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入学式 |
4月5日(土) |
オリエンテーション | 4月5日(土) |
春学期授業開始 | 4月7日(月) |
履修登録期間 | 4月7日(月)~4月12日(土) |
学生健康診断 | 6月予定 |
春学期授業終了 | 7月26日(土) |
春学期定期試験 |
7月28日(月)~8月2日(土) |
春学期追試験※ | 8月7日(木)~8月8日(金) |
春学期成績発表 | 8月下旬予定 |
事項 | 日程 |
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秋学期授業開始 | 9月15日(月) |
履修登録期間 | 9月15日(月)~9月20日(土) |
秋学期授業終了 | 1月10日(土) |
秋学期定期試験 |
1月12日(月)~1月17日(土) |
秋学期追試験※ | 1月23日(金)~1月24日(土) |
秋学期成績発表 | 1月下旬予定 |
再試験※ | 2月上旬予定 |
修了判定結果発表 | 2月下旬予定 |
学位記授与式 | 3月21日(土) |
教室等の利用
教室等利用
大原大学院大学専用フロアの大原学園1号館2~6階の次の施設は、本学学生が専用施設として利用することができます。
- 4階教室、6階教室
本学の通常授業、ゼミ授業に使用します。 - 2階ゼミ室
本学のゼミ授業等に使用します。 - 2階面談指導ブース
面接指導等に使用します。
学生ラウンジ利用
大原学園1号館6階学生ラウンジは、本学学生の専用施設として利用することができます。
自習室利用
大原学園1号館4階自習室は、本学学生の専用施設として利用することができます。
図書室利用
大原学園1号館4階図書室は、本学学生の専用施設として利用することができます。
専用ロッカー利用
本学学生は、大学院内に設置された個人専用ロッカーを無料で利用することができます。
学習支援・四大監査法人キャリア教育・就職活動支援
学習支援
本学は学年担任及び研究支援員制を敷いており、授業科目の選択、学習上の悩み、進路など幅広く学生からの相談に応じています。また、教員にオフィスアワーを設定していますので、個々の授業科目についての相談にも応じることができます。さらに、授業に関連する連絡は事務局の学生担当職員が担当し、学生に対するEメールや電話での連絡を行います。加えて、学習環境や生活に関する相談にも応じています。こうした体制により学生の皆さんの学習をバックアップします。
四大監査法人キャリア教育
本学では、(1)社会の要請を知ること、(2)組織の中で働く際に必要とされる能力を確認すること、(3)本学での学修と実務の関連を体験することにより自己の能力開発に役立てること等を目的として、会計大学院協会の主催により、四大監査法人キャリア教育を行います。四大監査法人キャリア教育は課外で実施しますが、主な内容は以下のとおりです。
- 受入機関
受入機関は受入先との協議により決定します。(2024年度は四大監査法人でキャリア教育を実施) - 実施時期
受入先との協議により決定しますが、2月~3月下旬に1~4日の実施を予定しています。(2024年度は2月実施)
就職活動支援
学生の就職活動を支援するために、本学園グループ就職担当職員と学年担任教員が指導、相談にあたります。支援の内容は下記のとおりです。ただし、就職先を斡旋するものではありません。
- 学生のための就職活動説明会及び研修会
就職活動の仕方、心得、業界・企業研究、履歴書・エントリーシートの書き方、面接対策などについて、本学学生のためのセミナーを本学園グループ就職担当職員が行います。 - 個別相談
学年担任教員が随時個別相談に応じます。専門的な内容については本学園グループ就職担当職員が応対します。
なお、本学が主催する説明会ではありませんが、本学園本部が監査法人就職説明会、税理士事務所就職説明会を実施していますので、それらに参加することができます。
災害傷害保険等
本学では、学生生活における傷害事故に備え、全学生を対象に災害傷害保険に加入しています。保険料は全額本学が負担し、保険の対象となる傷害を被った学生には、この保険金を本学から「見舞金」として給付します。
- 学生教育研究災害傷害保険
正課中、キャンパス内にいる間の傷害事故を担保
死亡保険金最高2,000万円 - 通学中等傷害危険担保特約
通学中、学校施設等相互間の移動中の傷害事故を担保 - 学研災付帯賠償責任保険
正課中、インターンシップ活動中、通学中に被保険者が負った法律上の損害賠償を担保
ハラスメント対策
本学は学生や教職員一人ひとりが個人として尊重され、快適な環境のもと、修学、教育、研究及び就労ができるようにするために、ハラスメントの防止及びハラスメントによる問題が生じた場合の措置に関し「大原大学院大学ハラスメント対策に関する規程」を定めています。またその内容をわかりやすく学生や教職員に周知するために「ハラスメント等人権侵害防止ガイドライン」を制定します。ハラスメントの申し出があった場合には,規程に基づき事実を把握し問題の解決を図るとともに,再発防止の観点からハラスメントに対し厳しい姿勢で臨みます。
学生の声
在学生
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資格の勉強にも集中できる環境が整っています。在学生
村田 拡之さん大原大学院大学を選んだ理由は、幅広い講義が開講されていること、昼夜開講で柔軟な履修が可能であることに魅力を感じたからです。
講義は、会計・税法関連の科目はもちろんのこと、経済や経営、法学、情報系などの科目も多数開講されています。それらの多くに演習講義も設定されており、学生各々の知識を深めたい分野への興味や関心に沿って学習を進めることができます。
大原大学院大学は課外学習制度があり、私はこの制度を利用して公認会計士試験の学習も進めています。課外学習は大学院から徒歩数分の校舎で開講されていて、移動時間のロスもなく受講ができます。資格の勉強にも集中できる環境が整っており、学習への手厚いサポートがあることは、他の学生からも満足度が高いようです。
大原大学院大学での学びを通して、資格取得を目指しながら会計その他の知識への教養を深め、活躍できる高度な会計専門職業人に成長できるよう、引き続き研鑽を積んでいきたいです。
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職業会計人として活躍するために必要なことを学ぶことができます。在学生
中間庭 崇さん大原大学院大学への入学を決めた理由は、幅広い年齢層のさまざまな背景を持った学生が集まること、運営母体が信用できることが挙げられます。
大学院の講義は、教科書に載っていることだけでなく、職業会計人として活躍するために必要な内容を教員の経験と合わせて学問の視点や実務経験をふまえた視点から広く学ぶことができます。また、さまざまな背景を持った学生と議論をすることができるため、良い刺激となっています。
現在、資格試験のために課外学習を無料受講しています。課外学習の校舎は大学院と距離が近く、授業後すぐ通うことができるので、良い環境であると思います。
大原大学院大学で学んだこととこれまでの社会経験とを合わせて、社会に貢献できる人材になっていきたいと思います。
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ゼミ仲間と切磋琢磨して論文執筆を進められる環境在学生
松田 奈々さん大原大学院大学を選んだ理由は、私自身が大原簿記学校の卒業生であり、在学中に税理士試験の科目合格ができたことから、授業の質の高さと先生方のサポートの充実さに絶対的な信頼があったからです。
授業は、租税法系・財務会計系など主要分野以外の分野からも単位修得が必要ですが、「基礎科目・発展科目・応用実践科目」と分かれているので、自分の学習レベルに合わせて学ぶことができます。また、日中と夜間で開講されており、自分で選択できるため、仕事や資格試験の勉強と両立しやすいです。
同級生は幅広い年代の方がいますが、演習など少人数の授業では話す機会が多く、仲良くなりやすい環境だと思います。
修士論文の作成は、少人数のゼミで行うため教授から手厚い指導を受けることができ、さらにはゼミ仲間とも進捗を共有し合うので、切磋琢磨して論文執筆を進められる環境です。
将来は、大学院の勉強を活かして、税務以外のことも頼ってもらえるような税理士になりたいです。
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学ぶ内容は実務の現場においても大いに役立っています。在学生
田村 凌さん大原大学院大学への入学の決め手は、日中・夜間・土曜日と柔軟に授業選択ができること、資格の大原の講座を受講して抱くようになった大原グループに対する信頼感です。
大学院では幅広い年齢層の学生が会計・税務の分野での活躍を志しており、学校生活での交流から多くの刺激を受けています。また、大原大学院大学には研究活動や実務経験が豊富な教授陣が在籍しており、学ぶ内容は実務の現場においても大いに役立っています。
現在、働きながら通っており、仕事と学業の両立は大変です。しかし、授業選択の自由度が高く、仕事の繁閑等を考慮して履修計画を組むことができるので、両立は決して不可能ではありません。修士論文の作成は自主的に取り組むことが大前提ですが、取り組んだ内容に対して指導教授は親身にアドバイスをくださいます。
大学院生活では、将来に向けて確かな基盤となる知識と経験を身につけたいと考えています。
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学生サポートと幅広い分野の科目が充実在学生
上ノ坊 祐也さん大原大学院大学に入学した決め手は、学年担任や研究支援室へ相談できる体制が構築されおり、学生へのサポートが充実していること、幅広い分野の授業を受講できるからです。
授業は、会計・監査・税務などの主要な科目だけでなく、ビジネスに必要不可欠な法律・経済・経営・情報などの科目や国際的な科目も充実しています。多くの実績や経験を持つ先生方が、教科書の内容だけでなく、各事象の背景や実務での経験談、教科書とは異なる見解など、様々な視点から解説いただけるので、一つ一つ正確に理解しながら学習を進めることができます。
仕事との両立は大変ではありますが、一度十分な時間を取って、今までの経験で身につけてきた知識を体系的に学びなおすことは、非常に有意義であると確信しています。
私は大学院での勉強と米国公認会計士の資格取得を通じて、将来的に日本と米国の両方の税法を深く理解し、日米で活躍するクライアントを多面的にサポートしたいと考えています。
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資格取得支援や留学生サポートが魅力的在学生
NAMUHANさん私は大学で会計学を専攻し、卒業後は日本に留学して会計学をさらに深く学び、国際的に活躍できる会計人になりたいと考えていました。大原大学院大学に進学を決めた理由は、国際感覚を身につけた高度な会計専門職業人として活躍できる人材の育成を目的としていること、資格取得講座で名高い「資格の大原」の講座を受講できること、そして留学生学費減免制度に魅力を感じたからです。
授業では会計基準や税務、監査など幅広く学び、実務経験豊富な教授の指導で理論だけでなく実践力を養うことができます。ディスカッションを通じて、多様な考え方に触れることができ、日本の会計業界への理解が深まっています。
アルバイトとの両立は容易ではありませんが、時間を効率的に使うことを意識しています。日本語で専門知識を学ぶことは難しいですが、自分の成長につながると信じ、努力を続けています。
将来は、大原大学院大学で学んだことを活かし、日本で会計や監査の実務経験を積み、国際ビジネスや文化交流に貢献できる人材になり活躍したいです。
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入学前から学年担任が学習計画を丁寧にサポート
在学生
SHAN ZENGHUIさん大原大学院大学に入学した決め手は、簿記2級を取得したものの、日本語力に不安があった私でもスムーズに出願できたこと、面接時に先生方がとても優しく接してくださったことです。
学年担任の先生は、入学前から何度も面談をしてくださり、日本語学習や資格講座の受講計画などサポートしてくださいました。入学後も定期的に状況を確認してくださり、親身に相談に乗ってくださるので、大変心強く感じています。
大学院の授業は理論だけでなく、実務的な視点も重視しており、豊富な実務経験を持つ先生方から教科書だけでは得られない生きた知識を学ぶことができます。
就職活動は、留学生向けの支援も充実しており、合同企業説明会や就職イベントなど情報を提供していただけます。こうしたサポートのおかげで、自信を持って就職活動に取り組めるようになりました。今後も積極的に活用して、自分の可能性をさらに広げていきたいと思います。
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将来を見据えた科目選択ができる柔軟なカリキュラム
在学生
LIU HAOさん大原大学院大学への入学理由は、出願手続きが明確でわかりやすかったこと、先生方が親切で丁寧に対応してくださり、留学生である私も安心感を得ることができたからです。
学年担任の先生は積極的にコミュニケーションを取ってくださり、学習状況を把握し、就職活動に関する的確なアドバイスをしてくださいました。その結果、入学当初の迷いを解消できました。また、大原大学院大学は会計分野で高く評価されており、会計関連のアルバイト探しが順調に進み、現在は税理士事務所でアルバイトをしています。
授業は自主性を尊重し、将来を見据えたうえで科目選択できる柔軟なカリキュラムのため、アルバイトとの両立が可能です。アルバイトでも大学院で学んだことを活かすことができ、理解をさらに深めることができました。
税理士事務所では、お客様と直接コミュニケーションを取る機会が多く、働く楽しさや自分の価値を実感しています。これらの貴重な経験を踏まえ、卒業後も引き続き税理士事務所で働きたいと考えています。
修了生
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指導教授と密にコミュニケーションを取ることが大切です。税理士法人勤務
玉田 優気さんなぜ大原大学院大学に入学しようと思ったのですか?大学3年生の終わり頃、税理士資格取得のため大学院進学を考えていました。資格の大原にて税理士講座を受講していたこともあり、本学の存在を知りました。税理士資格に関して豊富な知識を有する大原学園が設立した大学院ということで、本学であれば安心して税法論文の執筆を進めることができると感じ、入学を決めました。
大学院の授業ではどんなことを学びましたか?実務家による授業では、単なる税法の解説に留まらず、現場での取扱いを学ぶことで、実務における勘所を身に付けることができます。また、テクニカルな内容のみならず、会計・税務プロフェッションとしての心構えを会得することで、より高いレベルの会計専門職業人を目指すことができます。
論文作成までのスケジュール感はいかがでしたか?1年次前半はテーマ決め、1年次後半から本格的に執筆を開始しました。2年次の夏頃には順調に執筆が進んでいましたが、秋以降、内容面・形式面ともにupdateを重ね、期限間近での完成となりました。直前で想定外の修正が発生しないよう指導教授と密にコミュニケーションを取ることが大切です。
論文指導を受けようと考えている方にメッセージを試験勉強では、どうしても暗記学習がメインとなり、正しい結論、計算結果を導き出すことに注力する必要があります。対して税法論文の作成にあたっては、特定の規定・条文に着目し、先行論文を読み込み、判例研究を行うことによって、試験勉強のみでは培うことが難しい多角的な視点を養うことが可能となります。論文の執筆によって鍛えられる法的思考・論理的思考能力は、複雑化の一途を辿る会計基準及び租税法を正しく解釈し深く理解するために必要不可欠です。「本気になったら大原」で、高度な会計専門職業人を目指してみませんか。
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勉学の環境が整っていて無理なく自分のペースで学修できる株式会社ディーバ勤務
許 剛豪さん資格取得に強い大学院企業会計をサポートする専門家が学生時代からの憧れでした。会計学は社会科学的な側面もあれば、実務も重んじる学問でもあるため、将来就職に有利だと思い、会計専門職大学院への進学を決めました。
大原大学院大学に魅力を感じたのは資格に強いという点です。課外学習として公認会計士や税理士は勿論、TOEIC L&R攻略講座まで無料で受講できるのがとても良いと感じました。さらに、会計以外もビジネス関係の科目の充実も入学の決め手です。自分のペースに合わせた科目履修が可能大原大学院大学は、留学生である私から見れば、完璧と言っても過言ではありません。昼夜選べる講義が殆どなので、自分のペースに合わせた履修が可能です。
現在のビジネス環境に合わせた講義会計の科目は単純な知識の詰め込みではなく、思考を深めるもので、専門知識のほか物事の見方なども鋭くなった気がします。経営系の科目では現在のビジネス環境に合わせた講義をしていて、すぐ役に立つ講義だと実感できます。そのお陰で会話ではネタも切れる事なく、面接でも「センスが良い」と高評価をいただきました。
就職にとても強い大学院日本の一般的な雇用慣行である新卒一括採用では、留学生である私にとって就職活動は大変でした。幸いにも先生のご指導があって、早めの準備ができ、大学院で磨いた会計や経営に関わる嗅覚や知識も、面接の際にプラスとなりました。また、大原大学院大学の授業は、殆どが実務と関わるものなので、就職にもとても強い大学院であると感じました。
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資格取得や就職のサポートがしっかりしていて心強い企画・制作、プロデュース会社勤務
楊 文江さん大原大学院大学に入学を決めた理由私は母国の大学で会計専攻でしたが、3年制でしたので実務の内容がメインでした。一度就職後、転職しようと考えたところ、自分の学歴や知識に不足があることに気付きました。その学歴や知識を補うために、日本に留学し、会計専門職の大原大学院大学に進学することにしました。
学校生活について大原大学院大学では、会計の知識はもちろん、経済学や経営学なども勉強し、より広い会計の世界を知って、毎日世界が広がる感じで、達成感でいっぱいです。また、先生達もとても優しく、日本での就職を考え、限られた時間の中でどの資格を目指した方が良いかを親身になって考えてくれました。
就職活動について会計専門職を目指すなら、資格は不可欠となります。大原大学院大学では公認会計士等の受験講座を無料で受けられる課外学習制度があり、在学中にこの制度を利用して有用な資格を取得することができます。また、大原大学院大学は担任の先生による就職活動の指導や説明会の開催などのサポートがあり、さらに大原キャリアスタッフのサポートが利用できます。私自身も大原キャリアスタッフのお陰で、今の就職先に就職することができました。
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専門知識を深めるだけでなく、実務に役立つスキルも磨くことができます。税理士法人勤務
趙 江陽さんなぜ大原大学院大学に入学しようと思ったのですか?私が大原大学院大学に進学を決めた理由の一つ目は、就職に強いことです。大原大学院大学では、大原学園を含めて充実した就職指導や資格講座が開講されており、学生が社会に出るための準備をしっかりと整えることができます。また、就職情報の公開も積極的に行われており、最新の求人情報を得ることもできます。次に、立地の利便性です。JR水道橋駅から徒歩5分程の位置にあり、都心へのアクセスが非常に良いため、学業と就職活動を両立しやすい環境が整っています。そして最後に、経験豊富な教授陣から直接指導を受られることです。専門知識を深めるだけでなく、実務に役立つスキルも磨くことができます。
大学院での学校生活はいかがでしたか?大学院での生活は非常に充実しており、有意義なものでした。外国人としても、特に不便を感じることはありませんでした。授業内容もサポートが手厚いため、安心して学ぶことができました。二年目には夜間授業を選択することで、日中に就職活動を行うことが可能となり、スムーズに進めることができました。柔軟なカリキュラムのおかげで、学業と就職活動の両立が容易で、ストレスを最小限に抑えることができました。
大学院に進学を考えている留学生にアドバイスを。これから大学院進学を考える留学生へのアドバイスとして、まずは将来の目標をしっかりと確認しましょう。大学院進学が自身のキャリアにどのように役立つのかを明確にすることで、学びのモチベーションを高めることができます。また、日本で就職を希望する場合は、一年目から準備を始めることをおすすめします。日本の就職活動は他の国と異なり、早期からの準備が求められるため、情報収集を怠らないようにしましょう。特に夏休みを利用してインターンシップに参加することは、実務経験を積みながら企業との接点を持つチャンスとなります。
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柔軟なカリキュラムで長期的な学習プランが立てられるのが魅力的監査法人勤務
後藤 大河さんなぜ専門職大学院に進学しようと思ったのですか就職を機に上京しました。東京では3年間お米の販売営業をしていました。地方をまわりお米を仕入れ、仕入れたお米をお客様に売る毎日でしたが、ふと、私はこのままお米を売っていて良いのだろうかと思いました。将来的に自分は何をしたいか、また、自分に向いている仕事は何かを改めて考えたときに、選択肢としてあがったのが公認会計士でした。当時は受験生でしたが、公認会計士になった後を見据え、専門家として、公認会計士として力をつけるにあたって最も適切な場所は専門職大学院であると考え、進学を決めました。中でも大原大学院大学に決めたのは、実務家や研究者の先生方が多数おり多様な考え方に触れられる点や、課外学習を無料で受講できる点、集中できる自習環境が整っている点、カリキュラムを自由に組み、課外学習を含めた長期的な学習プランを立てられる点が魅力的だったからです。実際に入学してみると、想像していたとおりの理想の学習環境でした。
大学院で学んだことは仕事に活かされていますか大学院の授業で一番印象に残っているのは、斎藤静樹先生の『会計基準の研究』を輪読していく授業です。授業を通じて本に沿いながら会計基準を批判的に検討していくのですが、非常に難解で奥深く、ついていくのに精いっぱいでした。が、会計基準は絶対的に正しいものであるとして考えていた当時の私にとって、会計基準を批判的に検討する(本当に正しいのか、をよく考える)というのは、とても刺激的な時間でした。私は現在、監査法人に勤めており、上場・非上場企業の監査をしていますが、業務にあたっては、批判的検討が必要不可欠です。会計処理が間違っていることはよくあります。例に挙げた授業で行ったような、批判的に検討をする姿勢は仕事に活かされていますし、大学院の授業を通じて得た深く物事を考える力、分からないものを適切な情報源から適切に調べる力等も、日々仕事に活かされていると感じています。
これから大学院に進学しようとする人にメッセージを是非、会計専門職大学院で会計の楽しさ、奥深さを学んで欲しいと思います。