資料請求

FD活動

丸山 文裕 先生 テーマ:高等教育財政と無償化政策

FD活動 2019.01.23
第9回FD研修会(2019年1月23日実施)

参加教員

7名

実施概略

今回は広島大学高等教育研究開発センターの丸山文裕先生にお越しいただき、「高等教育財政と無償化政策」についてお話しいただいた。  前半の高等教育財政についての内容は以下のとおりである。
(1)大学の機能と特徴
(2)大学の機能と特徴大学への大きな期待と予算の減額
(3)国立大学の法人化
(4)国立大学改革プラン
(5)基盤的経費と競争的資金
(6)公的資金配分のシフト
(7)国立大学の動き
(8)国立大学独自収入の増加
(9)私学の経営判断
(10)最近の私立大学の動き
公的資金の配分も「一律」から「競争的」に変更され、一定の公式による配分額の計算ではなく、申請、審査、評価プロセス等が求められるようになってきており、基盤的経費の割合は減少し、競争的資金が増加する傾向となっている。  後半の無償化政策についての内容は以下のとおりである。
(11)教育無償化論の背景
(12)教育無償化の意義
(13)高等教育需給への影響
(14)その他の問題
無償化で学費の負担が軽減されることにより、高等教育への需要は高まり大学経営にとってはメリットとなるが、一方無償化により、目的意識の低い学生が入学する可能性も生じることから、大学は質の保証を確保するために補習教育、初年度教育等の充実が必要となる。