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FD活動

生島 和樹 先生 テーマ:岩手県立大学におけるFDの現状と課題

FD活動 2020.02.19

参加教員

9名

実施概略

今回は岩手県立大学の生島和樹先生にお越しいただき、「岩手県立大学におけるFDの現状と課題」についてお話いただいた。  講演内容は以下のとおりである。
1.報告の目的
(1)大学におけるFD活動の紹介
(2)大学のFDの意義とは
(3)FDの展望を検討する
2.報告の概要
(1)岩手県立大学におけるFD活動
・1クラス10人程度の学生を1人の教員が指導する少人数担任制を設定
・教務委員長、FD担当者が先導のもと、学生に勉強方法を指導するための報告会を実施し、注意点を担任同士で共有する
・全15回の授業でどのような指導を行っているのか報告を行い、検討する
・年間の活動計画の作成(報告会は季節ごとに1回実施する)
(2)FDの目的と意義
・18歳人口減、グローバル化への対応
・大学の特色の明確化、教育の質の変化への対応
・大学機関の改組やポリシーを明確化するための教員への教育
・少人数の授業へのきめ細かい教育の変化への対応
・変化への対応のための教員への教育、意識改革、教授方法の策定
(3)FDにおける課題‐岩手県立大学の現況を踏まえて
・教育の質の変化への対応
・教員の意識改革、教授方法の策定
・FD活動の形骸化の恐れ
・FD活動の成果の測定が出来るかどうか
むすびにかえて
・FDの目的は変化に対応した教育方法の検討である
・大学の状況や多様化する学生の傾向を把握し教育方法を検討するべき
・活動の効果の分析・測定については慎重に議論すべき
・専門家を交えた、大学を横断して見渡せる組織が必要