アニメーション
コース

絵がうまくなければアニメーターになれないというのは結果論であって、そうではありません。誰でも上手くなれるし、誰でもプロになれます。しかしながらそこに行き着くのが一握りの人たちであることも事実です。だからこそ、まずは一握りになるにはどうしたらいいのかを考えてほしいのです。それは、努力の仕方、考え方であって、それが正しければ誰でもなれるわけです。親や周りの人の意見を聞き、自分にインプットして判断することも大切です。聞く力、考える力は仕事でも必要なことなので学生時代に養ってください。
専門学校に入学したら色々なことを学び、自分は何が好きで、何をしたいのかを見つけてほしい。そして卒業後には好きなことを仕事にしてほしいと思います。

現在のアニメーション業界では紙に描く作業は減ってきているので、学生時代からデジタルでの作画に慣れておいた方が良いと思います。私が働いているバイブリーアニメーションスタジオでは新人から完全にデジタル作画となっていますし、入社試験で求められる作品集（ポートフォリオ）もデジタルとなっています。紙に描ければ対応できることもありますがデジタルの技術・知識は必要だと感じています。
また私はカワイイ女の子を描くことが好きなので、最初に就職した制作会社は美少女系の作品に携わることが多い会社でした。就職活動をする時は会社の情報や関わる作品を観ると思いますが、作品の系統を調べて就職試験の際に自分が得意とするものをアピールできるようにしておくと良いと思います。最近はいろいろな趣味に特化したアニメもあるので、自分の知識や趣味の幅を広げて、動物好きなら動物を描けるとか、機械やメカを描ける等、自分が得意とすることを増やしておくことが大切です。
東アニの先生方は就職に向けていろいろなアドバイスをしてくれますので、指導をしっかり聞いて希望の進路に進めるようがんばってください！